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>> 2006.02.17 (Fri)

メッキアクセントとは、どうあるべきなのか。

そもそも、“メッキ”とは?

“メッキ”は、カタカナで表すことが多く、その響きからも外来語のように思えますが、これはれっきとした日本語で、漢字では「鍍金」と書きます。なので、本来は「めっき」と書いたほうが正しい表現なのでしょうが、カタカナで書いたほうが見栄えが良いので、「メッキ」と書きます。ちなみに、英語では「Plating(プレイティング)」が、日本で言うところの“メッキ”を意味しているようです。

言葉としてのメッキの説明はここまでとして…

クルマのデザインとしてのメッキ。
クロームメッキなどといった表現を用いる場合もありますが、意味するものは、ほぼメッキと同じ。タダ単に「メッキ」と書くより、「クロームメッキ」とした方が、強そうなイメージが持てますよね。「メッキ」と「クロームメッキ」で、特に大きな違いはない模様。

メッキパーツの使い方次第で、高級感を高めたり、スポーティーな印象を与えたりすることができます。今回は、「メッキ」を取り上げていますが、他に、「シルバーアクセント」、「メタルアクセント」といった装飾もあります。手ごろな値段のクルマであれば、「シルバー調」であったり、「メタル調」であったり、ホンモノを使わないでそれっぽく見せたりすることがあるようです。

デザインとしてのメッキには、ツヤ消しと、ツヤありの2種類があります。ツヤがあるのとないのとでは、見た目や感じ方に大きな違いが生じてきます。

メッキが使われるトコロといえば、外装では、主にメーカー・車名・グレードのロゴ、ホイール、グリル、ライト内などで使用されます。

クルマの個性の象徴ともされる、フロントグリル。これは、エンジンの冷却や、メーカートレンド(メーカーそれぞれに見られる、風潮)の象徴として、デザインの観点から見ると、非常に重要なパーツのひとつです。
グリルは、ボディと同色の格子(こうし)や、黒いメッシュ(網)を使う他に、メッキを施した格子やメッシュが使われることもあります。

ライト内に使われるメッキは、言うまでもなく、ライトの光を反射させるための使用がほとんどですが、中には、ライト内のデザインとして、メッキを使うケースもあります。例えば、↓。

メッキ ロードスターリヤランプ

平凡に、リヤのランプをデザインするならば、赤・黄色・白だけを使いますが、このマツダ ロードスターのリヤランプ内の構成は、赤くしか光らないはずのブレーキランプの周りを、メッキで縁取っています。そればかりか、ウインカーやバックランプ(後退時に点灯)もメッキで縁取られています。こうすることで、ライト内のデザインにメリハリが生まれ、より際立ったスタイルとなるのです。

逆に、ライト内の発光部分以外をブラックアウト(黒く染める、の意)化して、スポーティに見せたり、黒味がかったメッキをライト内にあしらうなどといったケースもあります。

それでは、外装にウマ~くメッキを使いこなしているデザインのクルマを紹介します。

メッキ レクサスGSのライト

レクサスGSのフロントライトは、メッキで縁取りされていました。フロントライトをメッキで縁取る、などという技法は、あまり見られない、珍しいデザインです。

メッキ メッキホイール

またまたレクサス。レクサスLF-A(コンセプトモデル。未市販車。)のメッキホイール。ドレスアップパーツとして、メッキのホイールはいくつか存在しますが、メッキホイールが標準で装備されている例はあまり見ません。なんだか、レクサスって、「珍しいデザイン」が多い気がする。でも、我々はすぐにそれが「珍しい」とは思わない、自然な珍しさ。実は、珍しくもないんじゃないか!?

メッキ ストリームのライト

ストリームに見られる、ライト内のメッキ。たまたま、構成がシンプルで美しかったので、例としてストリームを題材にしました。

メッキ ジェッタ ワッペングリル

“ワッペングリル”と呼ばれる、これからのフォルクスワーゲンの新しいアイデンティティ。今後、こんなカタチのグリルが、フォルクスワーゲン内で流行る予感。ちなみに、画像の車種は、ジェッタ。2005年のフランクフルトで行われたモーターショーでは、同メーカーのパサートというクルマが同様のグリルを装着していました。

メッキ マフラーカッター

マフラーの先端を、スポーティーに見せる、マフラーカッター。リヤの下部の地味な部分を、スポーティに演出してくれる。

メッキ アウタードアハンドル

最近は、このカタチのドアハンドルが多いですねぇ。昔よく使われていた、フラットなタイプのドアハンドルは、いづこへ…?メッキのドアハンドルは、エレガントな印象を与えてくれる。余談で、車内のドアハンドルにメッキが使われる車種が、最近増えてきたように思う。

デザインの主張として、いろんなクルマがあの手この手でメッキを使いこなし、それぞれの個性を演出していることがわかります。今日は、外装のメッキについてお話したので、明日は内装のメッキについて、あつく語ろうかと思います。

~編集後記~
テストが近かったり、当サイトも関わるプロジェクトのミーティングなどもあって、一昨日、昨日とブログへの書き込みができませんでした。すみません。コメントすらもらえないこのブログの今すべきことは、とにかく、記事をたくさん書くことだと思います。アクセス数やコメント云々よりも、まず、そこだと思います。記事をたくさん書き、いろんなクルマのデザインを検討して、少しでも多くのヒトに読んでもらうことが、このブログにとって今一番大切なことだと、思っています。これから、テストも始まり、勉強におわれ、ブログの投稿が1週間くらいできなくなってしまいます。あと、2日。あと2日で、いったんブログの投稿をお休みします。今までより一層、読み応えのある記事を書いていこうと、考えています。
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カテゴリ 『 カーデザイン研究 』 コメント [ 0 ] トラバ [ ]
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