クルマのデザインを、クルマに詳しくない人にもわかりやすく解説!クルマの見方が変わるかも!?
>> 2025.03.15 (Sat) |
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>> 2006.06.29 (Thu) |
車雑誌やメーカーのサイトを見ていて、最近気になりだしたことがある。 それは、自信満々にコンパクトカーだと思って見てた車が、実はステーションワゴンやミニバンだったり、というものでして。 そこで今回はそのナゾをひも解きつつ、ボディタイプにみるデザインの空耳を探ってみようと思います。 ※ハッチバックや2BOXと呼ばれるクルマたちも、今回はコンパクトカーで統一します。コンパクトじゃなくても、コンパクト。 ◎実例 百聞は一見にしかず。何はともあれ、まずはその実例を挙げてみます。 ■コンパクトカーのように見えるステーションワゴン ホンダ・エアウェイブ。コンパクトカーのように見えるのは、俺だけ? 三菱・コルトプラス。どうやっても、ステーションワゴンには見えない(これも俺だけ?) トヨタ・ナディア(絶版)。これでもステーションワゴンなんだそうだ。 スズキ・エリオ。同じカオしたエリオセダンっていうモデルもあるから、否定しににくい。でもステーションワゴンには見えない。 日産・ラシーン(絶版)。自分でもなぜコンパクトカーに見えるのかわからなくなってきた。 ■コンパクトカーのように見えるミニバン ホンダ・エディックス。『3×2ミニバン』なんだそうだ。 エディックスの珍しいシート配列。 ■ミニバンのように見えるステーションワゴン 日産・ルネッサ(絶版)。ミニバンじゃなかったの!? ■ミニバンのように見えるコンパクトカー 日産・キューブキュービック。詳しくは後ほど。 トヨタ・カローラスパシオ。これも後ほど説明。 どうでしょう。これらは錯覚なのか、それともクルマにだまされているのか。ここで、それぞれのボディタイプの定義を確認しておこう。 ◎それぞれのボディタイプの定義と見分け方 それぞれのボディタイプの定義を示したが、ご理解いただけただろうか。これをふまえた上で、このテーマをさらに掘り下げる。 ◎なぜ、ボディスタイルを勘違いしてしまうのか 以下のいくつかの点に、その原因が隠されているように思う。
■考察 原因1【3列シートのコンパクトカーがあるため。】の考察:日産・キューブとキューブキュービック(以下、キュービック)を例に。キューブの全長とホイールベース【前輪、後輪の車軸間の距離】を170mm延長して、3列目のシートを押し込んだのがキュービック。外観のデザインもウリふたつで、知らなければ見分けることすら困難な両車。キューブは2列シート5人乗り、キュービックは3列シート7人乗りで、正式にはどちらもコンパクトカーというジャンルに区分されている。しかし、ボディタイプの定義では、3列シート=ミニバンというのが正論。キュービックは3列シートなのにコンパクトカー。ここに、デザインの空耳が発生しているのです。 では、どのようにして、3列シートのコンパクトカーとミニバンを見分けるのか。これは、そのクルマの性格やコンセプトを性格に把握せねばなりません。例えば、3列シート7人乗りのトヨタ・カローラスパシオ(以下、スパシオ)。スパシオは3列シートだからミニバン、と思ってしまいますが、正式にはコンパクトカー。メーカーがそう言っているのだから仕方が無い。話を戻すと、3列シートのコンパクトカーとミニバンの違いとは、ズバリ、“3列目シートの存在理由”にあると思う。その訳は、れっきとした大型ミニバンであるトヨタ・アルファードの3列目シートを見れば分かるように、“しっかり7人乗れる”シートの造りになっています。1列目、2列目シートともあまり変わらない、分厚く大きなシート。うってかわって、スパシオやキュービックのそれを見てみると、薄っぺらで、足元のスペースも窮屈な感じ。つまりは、“補助席”的な位置づけのシートなのです。薄っぺらなので、折りたたむと本当にそこに3列目があったのかというほどフラットな荷物スペースが生まれ、暫定的な“コンパクトカー”となるのです。結果、折りたたむことだけを考え抜かれた3列目シートを持つものがコンパクトカーで、しっかり乗れる3列目シートを持つものがミニバンとなるのです。 原因1の考察で明らかにしたことを、今後の教訓にしたい。『見た目がコンパクトカーなミニバンも存在する!』と。さらに『3列シートを持ったコンパクトカーも存在する!』と。 原因2【ウェッジシェイプなステーションワゴンがあるため。】の考察:ステーションワゴンのボディ形状というのは、エンジンルームとキャビンがはっきりと区切られた2BOXスタイル。しかし、省燃費のために空気抵抗を減らす目的であったり、スポーティーなスタイリングにするために、ボンネットとフロントウインドウのつなぎ目をなめらかに処理したステーションワゴンが出てきているのです【このデザイン処理をウェッジシェイプと言い、クルマを横から見たとき、フロントが前へいくにしたがって下がっているスタイル。“ウェッジ”はクサビ型を意味する】。別の表現で言うと、Aピラー【ボディの一番前の柱】からボンネットにかけてのラインが一直線である、ということ。このようなデザイン処理が施されたクルマが増えてきているのは、ミニバンやコンパクトカーだけにかぎった話ではないようですね。ステーションワゴンといえども、このウェッジシェイプがトレンドになりつつあるようです。このようなウェッジシェイプなステーションワゴンはボンネットの全長が他のステーションワゴンと比べて短いので、さらにコンパクトカーっぽく見えてしまうのです。 原因3【2列シートのみのミニバンがあるため。】の考察:先ほど、ミニバンの定義のひとつとして、『3列シートを持つもの』であると確認しました。しかし、2列シートしか用意されていないにもかかわらず、ミニバンと称する車が出てきているのです。つまりそれは、3列シートこそなくとも、 ・背高キャビンによる広い室内空間をもつ ・セダンとは異なる高いユーティリティをもつ ・多人数での乗車が可能 のどれかひとつでもあてはまる特徴を持った、ミニバン的性格を備えた車ということです。このことは、なにもミニバンだけに限った話ではなく、メーカーはユーザーの隠れたニーズを発掘するために既存のジャンルにとらわれない車づくりをするということはよくあることで、決してめずらしいことではないようです。これらのモデルは総じてジャンル分けが難しく、メディアによってそのジャンル分けにバラつきが出るのが現状のようです。 ◎まとめ 今日のまとめ的なことは、原因の考察でやったので、ここではもっと視野を広げた『まとめ』を。まず、今回紹介したような、ジャンルが不確定なクルマは、どのようにジャンル分けするかは、開発元であるメーカーのサイトの、カーラインナップのページを確認すればよい。たいていのことはこれで確認できるものの、それでも分からなければその車種が発表・発売されたときの報道資料を参照すると、それがどのような位置づけのジャンルなのかが把握できます。では、メーカーのサイトがすぐに参照できないときはどうするか。こんなときは、そのクルマの3列目のシートを見ましょう。3列目シートが折りたたまれている様子も無く、最初から無いようならコンパクトカーかステーションワゴン。3列目シートが無く、リアクォーターウインドウが大きく、ボンネットもキャビンから大きく張り出していればステーションワゴン。3列シートがあり、それが乗車に適している分厚い造りであればミニバン。3列目があったとしても、それが補助席的な簡易シートであればコンパクトカー。ということになります。3列目シートの様子を確認できない場合、外観だけで見分けるときは、『セダン』を基準として、セダンを後ろに引き伸ばしたような形で、セダンと同じくらいの大きさのクルマであればステーションワゴン。セダンよりも小さく、ずんぐりとした形であればコンパクトカー。セダンよりも大きければミニバン・・・。たいていはこれで判別がつくだろうと思いますよ。 ○感想 文章全部読んでくれた人、どうもありがとう。支離滅裂だったでしょ。ごめんなさい。文才が無いもんで・・・。後半は個人的な考えばかりを並べてしまって、不正確なものになってしまいましたが。ここ1週間くらい、ずっとこの記事の編集作業をしていました。そろそろブログの記事をサイトのコンテンツ化しないとなー・・・。今回は、Wikipedia(ウィキペディア)の文献を少々参考にさせてもらいました。 クルマのデザインについて書かれているブログって意外と少なくない? →にほんブログ村 車ブログ →自動車blog人気ランキング |
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>> 2006.06.15 (Thu) |
テストが終わったので、気晴らしに近所の体育館へ遊びに行ってきました。 今日は、前からやりたいと思っていたバドミントンに挑戦。生まれてはじめてのバドミントンということで、やり始めはボロボロで相手してくれた友達にはかなり迷惑かけちゃったけど、次第にコツをつかんできて、ラケットに羽根を当てることすらままならなかったのが、ラリーが続くようになって、それはもう、メッチャ楽しかったですよ。 その後は後輩たちとバスケをして楽しんだりして、テスト勉強の疲れとストレスが吹っ飛んだカンジでした! クルマの記事を期待していた人、こんなくだらない記事でホントゴメンナサイ。テスト期間中に書き溜めていたクルマデザインの記事を近々アップしていくので、お楽しみに!正直、書き溜めた記事が多くて、どれから着手したらいいのか分からず、停滞ぎみ。でもがんばる。 しかしながらこのブログ、“クルマデザイン研究ブログ”と謳いながら、一切クルマのデザインなんて研究してませんよね。デザインプレビューと称して、ただそれっぽいこと書いてるだけなんですよね。まだ、-クルマのデザインを紹介する・鑑賞する-、という域を脱していません。 それでも今後も、もっぱらクルマのデザインを紹介して鑑賞するという方針を崩すことなくやっていくつもりでいます。『クルマデザイン鑑賞ブログ』なんてのもカッコ悪いので当分は『クルマデザイン研究ブログ』でいきます。 ブログのレイアウトをちょっといじりました。日付位置の変更とか、いろいろ。レイアウトの変更なんてできないものと思ってたけど、案外できたw |
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>> 2006.06.04 (Sun) |
カーコラ案がたまってきたので、久しぶりにつくってみた。 テーマは、『販売で苦戦している日産ラフェスタのリアをかっこよくしよう!』というもの。なぜリアかって?実はさ、ラフェスタの発表当初からリアのデザインにわだかまりを感じていてさ。なんか、単調すぎて、個性が無いというか・・・超個人的な意見なんだけどさ。 ラフェスタのデザイナーさんに言わせれば、『「delightful=見る人をとても楽しませる」を意識して、愛着の持てる表情や、リア周りを楽しくグラフィカルなデザインに仕上げました。』とのこと。・・・うむむ。楽しくグラフィカル・・・ですか。ちなみに、グラフィカルという単語の意味を調べると、“生き生きした”という意味があるようで。生き生きした楽しいデザインというのが、これかぁ。でもまぁ、人の感じ方は千差万別、一方が良いと言っても、もう一方では反論が起こるということは珍しいことじゃないよな。 ということで、こんなラフェスタなら買ってもいいかもな、っていうのをカーコラで表現してみたゾ。 今どき、リアにタイヤ背負ったクルマなんて流行らないか・・・(ちなみに、現行のRAV4やラッシュ,ビーゴなどは今日も元気にタイヤを背負ってるよ) 悪路もガンガン攻められる予感のする、『ラフェスタ X-over』!車高やエアロもベースモデルのRiderから変わらないけど、なかなかサマになってる!そして今回も背景は手描き。X-overのXをイメージして描いてみた。他に、好みではなかったライトにも手を加えた、というか、タイヤを背負わせる関係上、こうするしかなかった(笑) さらに、マフラーの取り付け位置も左から右に付け替え。これは、なんとなく(笑) カーコラをもっと広めてみない!? →にほんブログ村 車ブログ →自動車blog人気ランキング |
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>> 2006.06.02 (Fri) |
06年1月30日にフルモデルチェンジ(以下、FMC。FMC=全面改良のこと)を受けたトヨタ カムリは、日本ではすっかり存在感が薄れてしまったミディアムクラスのFFセダン。うってかわって世界では100以上の国や地域で売られ、特にアメリカ市場では、過去8年間で7回も販売台数No.1に輝いたトヨタブランドの最上級FFセダン。 我々日本人の目から見ると、カムリのデザインはどこか奇抜で、真新しい印象を受けたりしますが、カムリの主戦場であるアメリカの人たちからは、日本で言うところのカローラのような存在なんだそうです。 ところで、FMCする前のカムリのカオ、思い出せますか? ほとんどの人が、「アレ、どんなだっけ?」となったハズです。これはつまり、先代があまりメジャーな存在ではなかったことの証なのです。でも実際にアメリカで好調なセールスを記録していることからも分かるように、実はとてもデキの良いクルマなんです。 デキが良いのにもかかわらず、日本ではあまり目立った立場のクルマではない。ということで、~能ある車は爪を隠~というサブタイトルをつけてみました。 今日はその隠れたポピュラーカー、カムリのデザインについてじっくり見ていきます。 ◎エクステリア編 最近では、モデルチェンジの度にボディが肥大化する車種が多い中、Newカムリは先代からほとんど変わらないボディサイズを維持することに成功しています(全長±0,全幅+25mm,全高-20mm)。 少しだけワイド&ローになって、確かにシャープさは増したものの、車内が狭くなったんじゃダメだ、ということも、もちろんトヨタは分かっていて、ホイールベースを55mm伸ばしただけで、車内長は260mmも広くとることに成功しています。ちなみに、カムリの日本における最大のライバルで、車内空間の広さでは定評のある日産ティアナの車内長は2115mmでカムリより15mm短く、トヨタのフラッグシップセダン、センチュリーは2045mmでカムリより85mmも短いということで、前後方向への広さはトヨタのセダンモデルの中では最大となっています。ここで、ポイントとなるのが、必ずしも【数値的な広さ=ゆとり】とはならないということです。いくら数値上広くたって、前後シート間、乗り心地、インテリアの配色、デザインなどの要素次第で感覚上のゆとりはいくらでも狭めることもできてしまうからです。1cmも2cmも大して変わらないべやとお思いのアナタ、この1cm2cmの他愛もない差が、後に(いつ?)大きな差になってくるんじゃないの・・・?いや、1cmだって2cmだって、狭いよりは広いほうがいいじゃん。狭いよりは。・・・もうゴテゴテw ▲トランクの部分が一段高くなっているのがお分かりいただけるでしょうか。 これは、テールの視覚的なワイド感を強調した造形で、このデザインの手法は、トヨタブランドセダンにおける共通のモチーフとなっています。 ここで、トヨタ自動車 デザイン本部 第一トヨタデザイン部の方からのコメント。『ヘッドランプは、シャープにきりっとした印象のデザインです。人間の眼をイメージしました。』と、デザイン部長の河津さん。『フードからグリル、バンパーへつながる丸みで表現される塊や、プランビュー(平面図)でフロントの後退角をつけフロントオーバーハングを短く見せたモダンなプロポーションなども見てください。』と、グループ長の伊澤さん。・・・ちょっと難しいことを言っておりますね。つまりは、ヘッドランプは人間の眼がモチーフ!ってことと、カオのカタマリ感が自慢!ってことですかね。 それはさておき、カローラ、ヴィッツ、ベルタなどの、トヨタでグローバルに展開する中核車種をGコアと言いますが、世界各国で大人気のカムリも例に漏れずカオのイメージをGコアで統一されています。Gコアのカオとは、グリル上辺の中央にスペースを設け、そこにトヨタマークを置く、というもの。言葉じゃ伝わりにくいので、画像で。 ▲言われないと気づきにくい、ウォッシャーノズルをボンネットフード下に隠したギミック。 ▲▼フロント・リアのライトの構成 ◎インテリア編 インテリアのデザインテーマは「Active&Airy」。すなわち、アクティブで快活な雰囲気作りが狙い。シートやダッシュボードの下半分が明るめのカラーでまとめられたインテリアは、センタークラスターを含むT字型の部分が浮かんで見えるのが特徴。さきほどもご登場いただいたグループ長の伊澤さんは『インパネは走りを予感させる台形デザイン。』ということで、インテリアにもこだわりを持ってデザインされているようです。 ●余談 1月30日のカムリのFMCと同時に、カムリからOEM供給されているダイハツのアルティスもFMCされていた!見た目の違いはメーカーのロゴだけ!さらに余談で・・・ カムリの販売目標は月販1000台なのに対し、アルティスは月販50台!w ◇編集後記◇ すみません、最近サボり気味で・・・ 続々と新車が発表されたり、マイナーチェンジを受けたりと、クルマ業界が活発すぎて付いていけませんw 文章もゴテゴテだしw 今回は、トヨタ自動車,webCG,レスポンス,carview,GAZOO のサイト内記事を参考にさせてもらいました。 サボってたらランクダウンしてしまった∑(゚◇゚;) →にほんブログ村 車ブログ →自動車blog人気ランキング |
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