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>> 2006.06.02 (Fri)



06年1月30日にフルモデルチェンジ(以下、FMC。FMC=全面改良のこと)を受けたトヨタ カムリは、日本ではすっかり存在感が薄れてしまったミディアムクラスのFFセダン。うってかわって世界では100以上の国や地域で売られ、特にアメリカ市場では、過去8年間で7回も販売台数No.1に輝いたトヨタブランドの最上級FFセダン。



我々日本人の目から見ると、カムリのデザインはどこか奇抜で、真新しい印象を受けたりしますが、カムリの主戦場であるアメリカの人たちからは、日本で言うところのカローラのような存在なんだそうです。

ところで、FMCする前のカムリのカオ、思い出せますか? ほとんどの人が、「アレ、どんなだっけ?」となったハズです。これはつまり、先代があまりメジャーな存在ではなかったことの証なのです。でも実際にアメリカで好調なセールスを記録していることからも分かるように、実はとてもデキの良いクルマなんです。





デキが良いのにもかかわらず、日本ではあまり目立った立場のクルマではない。ということで、~能ある車は爪を隠~というサブタイトルをつけてみました。

今日はその隠れたポピュラーカー、カムリのデザインについてじっくり見ていきます。



◎エクステリア編
最近では、モデルチェンジの度にボディが肥大化する車種が多い中、Newカムリは先代からほとんど変わらないボディサイズを維持することに成功しています(全長±0,全幅+25mm,全高-20mm)。
少しだけワイド&ローになって、確かにシャープさは増したものの、車内が狭くなったんじゃダメだ、ということも、もちろんトヨタは分かっていて、ホイールベースを55mm伸ばしただけで、車内長は260mmも広くとることに成功しています。ちなみに、カムリの日本における最大のライバルで、車内空間の広さでは定評のある日産ティアナの車内長は2115mmでカムリより15mm短く、トヨタのフラッグシップセダン、センチュリーは2045mmでカムリより85mmも短いということで、前後方向への広さはトヨタのセダンモデルの中では最大となっています。ここで、ポイントとなるのが、必ずしも【数値的な広さ=ゆとり】とはならないということです。いくら数値上広くたって、前後シート間、乗り心地、インテリアの配色、デザインなどの要素次第で感覚上のゆとりはいくらでも狭めることもできてしまうからです。1cmも2cmも大して変わらないべやとお思いのアナタ、この1cm2cmの他愛もない差が、後に(いつ?)大きな差になってくるんじゃないの・・・?いや、1cmだって2cmだって、狭いよりは広いほうがいいじゃん。狭いよりは。・・・もうゴテゴテw




▲トランクの部分が一段高くなっているのがお分かりいただけるでしょうか。
これは、テールの視覚的なワイド感を強調した造形で、このデザインの手法は、トヨタブランドセダンにおける共通のモチーフとなっています。


ここで、トヨタ自動車 デザイン本部 第一トヨタデザイン部の方からのコメント。『ヘッドランプは、シャープにきりっとした印象のデザインです。人間の眼をイメージしました。』と、デザイン部長の河津さん。『フードからグリル、バンパーへつながる丸みで表現される塊や、プランビュー(平面図)でフロントの後退角をつけフロントオーバーハングを短く見せたモダンなプロポーションなども見てください。』と、グループ長の伊澤さん。・・・ちょっと難しいことを言っておりますね。つまりは、ヘッドランプは人間の眼がモチーフ!ってことと、カオのカタマリ感が自慢!ってことですかね。


それはさておき、カローラ、ヴィッツ、ベルタなどの、トヨタでグローバルに展開する中核車種をGコアと言いますが、世界各国で大人気のカムリも例に漏れずカオのイメージをGコアで統一されています。Gコアのカオとは、グリル上辺の中央にスペースを設け、そこにトヨタマークを置く、というもの。言葉じゃ伝わりにくいので、画像で。




▲言われないと気づきにくい、ウォッシャーノズルをボンネットフード下に隠したギミック。


▲▼フロント・リアのライトの構成



◎インテリア編
インテリアのデザインテーマは「Active&Airy」。すなわち、アクティブで快活な雰囲気作りが狙い。シートやダッシュボードの下半分が明るめのカラーでまとめられたインテリアは、センタークラスターを含むT字型の部分が浮かんで見えるのが特徴。さきほどもご登場いただいたグループ長の伊澤さんは『インパネは走りを予感させる台形デザイン。』ということで、インテリアにもこだわりを持ってデザインされているようです。



●余談
1月30日のカムリのFMCと同時に、カムリからOEM供給されているダイハツのアルティスもFMCされていた!見た目の違いはメーカーのロゴだけ!さらに余談で・・・ カムリの販売目標は月販1000台なのに対し、アルティスは月販50台!w

◇編集後記◇
すみません、最近サボり気味で・・・ 続々と新車が発表されたり、マイナーチェンジを受けたりと、クルマ業界が活発すぎて付いていけませんw 文章もゴテゴテだしw
今回は、トヨタ自動車,webCG,レスポンス,carview,GAZOO のサイト内記事を参考にさせてもらいました。

サボってたらランクダウンしてしまった∑(゚◇゚;)
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〔22:41〕
カテゴリ 『 カーデザイン研究 』 コメント [ 1 ] トラバ [ ]
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コメント
なんだか全体的にレクサスっぽさが出てしまってる気がするカムリのデザイン。
グリルの部分だけカローラの血を受け継いだようなそんな気がする今日この頃。
【2006/06/03 17:12】
WEBLINK [ URL ] NAME [ MARE #29efa245eb ] EDIT [ ]
Gコアフェイスの風潮
たしかに、昔のカムリは北米レクサスブランドにてESという名で売られていた時期もあって、このNewカムリが今のレクサスで売っていても、遜色ないデザイン。このカムリを手がけたモデラーの腕はピカイチとみた。

そうそう。カムリのグリルはカローラのそれと同じ流れを受け継いでいて、他のトヨタ車にこのデザイン手法が見られれば、それはトヨタの世界戦略車ということになるんだ。

アメリカではこの手のセダンは売れに売れているそうで。カムリの販売台数は、昨年のアメリカ市場で40万台、ライバルのホンダ・アコードは38万台ということで、アメリカは日本とは真逆のマーケットが存在しているといっても過言ではないゾ。ただ、ミニバン人気はどちらでも言えるみたい。
【2006/06/03 21:17】
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