サイドウインドウの下端を低く抑えたスタイルのラフェスタは、ミドルサイズ以上の国産ミニバンの中で、最も視界の優れたクルマです。
ところが、エクステリアの見栄えが災いしてか、最近の販売は低迷ぎみ。そこで、マイナーチェンジを敢行し、エクステリアを中心に、デザインの見直しがなされたようです。
先日のニュースで紹介したアイシスとは、いい勝負になりそうだ!!
バンパー形状が見直され、ワイド感アップ!
バックアップランプは、マイナーチェンジ前の水玉模様からストライプ状へと変更された。
スポーティグレードのハイウェイスターには、ムラーノやプレサージュに見られる、水平基調デザインのグリルを採用。大型フォグランプや専用デザインのエアロバンパーが設定される。
ハイウェイスターのリア。やはり、リアも専用のパンパーが設定されている様子。
オーテックのライダー。一瞬見ただけでは、ラフェスタとは判断できない変貌!
ヘッドランプ内部は、『4灯ダブルデッカーヘッドランプ』と呼ばれる、上下2段構造。
2列目シートのヘッドレストが最近よく見られる小さいものではないことに注目。カラーはサンドベージュ。
ハイウェイスターの内装はこちらのブラック。
メーターリングにシルバーの加飾。数字も読みやすい。
ハイウェイスターでは、メーターのリングがブルーのもの。
オプション化されてしまった、パノラミックルーフ。
今回のマイナーチェンジのポイントは、以下の通り。
ラフェスタの気になる燃費は、15.0km/h。
〔コメント〕
ラフェスタのアピールポイントであった、パノラミックルーフが10万円相当のオプションとしての装備となってしまったのは、非常に残念。コストダウンの為とは言え、ラフェスタの最大のウリではなかったのか・・・?
〔豆知識〕
ラフェスタに採用されているプラットフォームは、フランスのルノー メガーヌと同じ『Cプラットフォーム』と呼ばれる、新世代のミドルクラスのプラットフォーム。静粛性に優れたこのプラットフォームは、今後、多くの車種の基盤となってゆくだろう。
なぜ、パノラミックルーフがオプション装備になってしまったのだろうか。検証してみた。
〔ラフェスタ パラノミックルーフのオプション化に関する検証レポート〕
ラフェスタはリバイバルプランの「日産180」を達成すべく、日産新型車ラッシュのさ中、販売拡大を狙って価格でも相当な無理を 強いられ、デビューした。最近の中国経済の旺盛による資材の高騰もあってか、今回は車両価格を値上げせざるを得ない状況に陥ってしまった。過剰な値上げを 抑える為に、最大のウリであったパノラミックルーフの標準での装備を廃止し、少しでもコストダウンしようとする苦悩がうかがえる。少しでも安く売るため の、苦肉の策だったのかもしれない。
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